不動産クラウドファンディング「TOMOTAQU(トモタク)」について調べていると、「最低投資額は10万円から」と書かれている記事と、「1万円から始められる」と書かれている記事の両方を目にして、混乱した人もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、どちらも正解です。トモタクでは、ファンドによって最低出資額が1万円のものと10万円のものに分かれています。この記事では、その違いが生まれる理由と、2026年6月時点で募集・運用されているファンドの最低出資額を一覧で整理しました。少額から試したい人が失敗しない選び方まで解説します。
なお、不動産クラウドファンディングは元本保証のある商品ではありません。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。
トモタクの最低投資額は「1万円」と「10万円」の2種類がある
トモタクの公式サイトでは「1万円から始められる不動産クラウドファンディング」とうたわれていますが、これは全ファンドに共通する条件ではありません。実際には、ファンドごとに最低出資額が個別に設定されています。
具体的には、次の2パターンに分かれます。
- 1口1万円から出資できるファンド:「トモタクMINI」と名付けられたシリーズ
- 1口1万円だが、10口(10万円)から出資できるファンド:通常のファンド
つまり、出資1口あたりの金額はどちらも1万円で共通していますが、「何口から申し込めるか」という最低申込口数がファンドによって異なる、というのが正確な理解です。10万円からのファンドを見て「トモタクは高い」と判断してしまうと、1万円から始められるファンドを見逃してしまうことになります。
なぜ最低投資額が異なるのか
通常のファンド(最低10万円)
トモタクでは、これまで組成されてきたファンドの多くが1口1万円・最低10口(10万円)からの申し込みという条件で運用されています。物件の取得規模や運用スキームによっては、まとまった単位での出資を基本とする設計になっているためと考えられます。
トモタクMINI(最低1万円)
一方で、より少額から気軽に参加できるように設計されたのが「トモタクMINI」というシリーズです。ファンド名の頭に【トモタクMINI】と表示されており、1口=1万円から申し込みが可能です。少額から複数のファンドに分散投資したい人にとっては、こちらのシリーズが選択肢になります。
どちらのシリーズになるかは、公式サイトのファンド一覧やファンド名の表示、各ファンド詳細ページの「最低出資金」欄で確認できます。
【2026年6月時点】最新ファンド別・最低出資額一覧
公式サイトのファンド一覧(募集中・運用中)に掲載されている直近10ファンドの最低出資額を、一次情報をもとに整理しました。
| ファンド名 | 状況 | 最低出資額 | 予定分配率 | 運用期間 |
|---|---|---|---|---|
| トモタクCF127号(RERESO沖縄Ⅱ) | 募集中 | 10万円 | 7.2% | 11ヶ月 |
| 【トモタクMINI】トモタクCF126号(RERESO元箱根) | 運用中 | 1万円 | 7.0% | 12ヶ月 |
| トモタクCF125号(RERESO沖縄) | 運用中 | 10万円 | 7.2% | 12ヶ月 |
| トモタクCF124号(我孫子) | 運用中 | 10万円 | 6.6% | 12ヶ月 |
| 【トモタクMINI】トモタクCF123号(六本木) | 運用中 | 1万円 | 7.0% | 12ヶ月 |
| トモタクCF122号(朝霞) | 運用中 | 10万円 | 6.6% | 12ヶ月 |
| トモタクCF121号(geospot元箱根C棟) | 運用中 | 10万円 | 7.0% | 12ヶ月 |
| トモタクCF120号(軽井沢)※1口から出資OK | 運用中 | 1万円 | 6.5% | 12ヶ月 |
| 【トモタクMINI】トモタクCF119号(プリマーレ晴海ヶ丘) | 運用中 | 1万円 | 7.0% | 12ヶ月 |
| 【トモタクMINI】トモタクCF119号(プリマーレ晴海ヶ丘)譲渡ファンド | 運用中|完売 | 1万円 | 7.0% | 約10ヶ月 |
※CF120号はファンド名に「トモタクMINI」の表記はありませんが、「1口から出資OK」のタグが付与されており、1万円から出資可能です。ファンド名の表記だけでなく、詳細ページのタグ・最低出資金欄も併せて確認することをおすすめします。募集終了・完売済みのファンドも含まれるため、最新の募集状況は必ず公式サイトの各ファンド詳細ページでご確認ください。
このように、2026年6月時点で運用中・募集中の直近10ファンドのうち、5ファンドが1万円から申し込める設定になっています。ファンド名に「トモタクMINI」と明記されていなくても、CF120号のように「1口から出資OK」のタグだけが付いているケースもあるため、名称だけで判断せず詳細ページを確認する習慣をつけておくと安心です。
1口あたりの出資上限にも注意
最低出資額だけでなく、1人あたりの出資上限口数もファンドごとに設定されています。たとえばCF127号では「10口〜3,000口まで出資可能(1口1万円)」、CF126号では「1口〜3,000口まで出資可能(1口1万円)」となっており、上限は3,000口=3,000万円に設定されている例が多く見られます。人気ファンドでは早期に上限に達することもあるため、まとまった金額を投資したい場合も、募集開始のタイミングを事前に確認しておくとよいでしょう。
初めての人は1万円と10万円どちらを選ぶべき?
1万円(トモタクMINI)が向いている人
- はじめて不動産クラウドファンディングに挑戦する人
- 複数のファンドに分散して投資したい人
- 「まずは仕組みを体験してみたい」という人
少額から始められるため、失っても生活に影響のない範囲でトモタクの仕組みを体験できます。分散投資をしながら、運用の流れや分配金の受け取りを実感したい人に向いています。
10万円からのファンドが向いている人
- ある程度まとまった資金を1つの案件に投資したい人
- 気に入った物件・エリアのファンドに集中して投資したい人
最低出資額が10万円のファンドは、募集口数全体に占める1人あたりの投資インパクトが大きくなる分、狙ったファンドに厚めに出資したい人に向いています。ただし、その分1つの物件への集中度が上がるため、複数ファンドへの分散も意識するとよいでしょう。
いずれの場合も、生活費など近い将来に必要になる資金ではなく、当面使う予定のない余剰資金で検討することが基本です。
最低出資額を確認する方法
トモタクの各ファンドの最低出資額は、以下の場所で確認できます。
- ファンド一覧ページ:ファンド名の先頭に【トモタクMINI】と表示されているかどうか、また「1口から出資OK」というタグの有無で判別できます
- 各ファンド詳細ページの「募集概要」欄:「最低出資金」「出資額」の項目に、1口あたりの金額と申込可能な口数の範囲が明記されています
- 契約成立前書面:申し込み前に必ず確認できる書面で、正式な出資条件が記載されています
キャンペーンや最低出資額の条件はファンドごとに随時更新されるため、この記事の一覧表はあくまで2026年6月時点のスナップショットとして参考にし、実際に申し込む際は必ず最新のファンド詳細ページで確認してください。
よくある質問
Q. トモタクMINIと通常のファンドで、利回りやリスクに違いはありますか?
予定分配率や運用期間はファンド個別の条件によって決まるものであり、「MINIだから利回りが低い」といった一律の傾向があるわけではありません。マスターリース契約や優先劣後システムなどのリスク低減の仕組みは、MINI・通常ファンドを問わず採用されています。それぞれのファンドの詳細ページで個別に確認しましょう。
Q. 1万円だけ投資することはできますか?
トモタクMINIのファンドであれば、1口1万円から申し込みが可能です。ただし人気ファンドでは早期に募集が埋まることもあるため、少額での投資を希望する場合も、募集開始のタイミングに注意しておくとよいでしょう。
Q. 最低出資額はいつも同じファンドで固定されていますか?
いいえ。同じエリアの物件でも、号数が変わればファンド設計自体が見直され、最低出資額が変更されることがあります。過去に10万円からだったファンドが、再組成時にトモタクMINIとして1万円から出資できるようになるケースも見られます。
Q. 複数のファンドに同時に出資することはできますか?
可能です。それぞれのファンドに個別に出資申込を行うことで、複数のファンドへの分散投資ができます。1万円からのファンドを組み合わせれば、少額でも複数物件への分散が可能です。
まとめ
トモタクの最低投資額は「1万円」と「10万円」の2パターンがあり、どちらが正しいというよりも、ファンドによって設計が異なるというのが実態です。1口1万円という単価は共通しているものの、【トモタクMINI】と表示されたファンドは1口から、通常のファンドは10口(10万円)からという違いがあります。
2026年6月時点では、運用中・募集中の直近10ファンドのうち5ファンドが1万円から出資できる設定となっており、少額から不動産クラウドファンディングを試したい人にとって選択肢が広がっています。気になるファンドを見つけたら、ファンド名だけでなく詳細ページの「最低出資金」欄を必ず確認したうえで、余剰資金の範囲内で検討してみてください。
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※本記事の内容は、2026年6月時点で公式サイトから確認できた情報をもとに作成しています。ファンドの募集状況・最低出資額・条件は随時更新されるため、お申し込み前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください。投資に関する最終判断はご自身の責任で行っていただきますようお願いいたします。

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